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私は現役のインフラエンジニアです。
文系の大学を卒業しており、インフラ周りはおろかエンジニアとしての知識は皆無でした。
そんな未経験な私でしたが、最初の会社を1年で辞め、新しい会社に転職することで年収を200万上げることができました。
そんな私が、インフラエンジニアは未経験でもできる仕事なのか説明していきます!
インフラエンジニアは”未経験”でもできる仕事なのか?

結論から言うと、インフラエンジニアは未経験でもできる仕事です。
なぜなら、現場でどんどん覚えて吸収していけばいいからです。
それは他の業種でも同じことが言えると思います。
結局はどれだけ仕事を覚えて自分の知識にすることができるか。
これに尽きます。
しかし中にはインフラエンジニアと謳って就職者を募りながら、インフラエンジニアとしての知識が付きにくい会社も多くあります。
このような会社に就職してしまった場合には、抜け出すのは大変です。
私も最初の会社は、そのようなインフラエンジニアとして成長できない現場に送られてしまいました。
できればそのような会社には入社したくないですよね!?
ではどんな会社がそれに当たるのか。
未経験が送られがちな現場に関して具体例を挙げながら説明していきます。
インフラエンジニア未経験が送られがちな成長できない現場

インフラエンジニア未経験が送られたら成長できない現場は大きく2つあります。
あくまでインフラエンジニアとして成長するのに適していない現場というだけで、社会的には大切な仕事であるのは間違いないです。
ただインフラエンジニアとして一人前になるために、今から説明する業務は遠回りになってしまうということです。
サーバの運用監視
まずサーバの意味がよくわからない人に向けて、サーバとは何かを簡単に説明していきます。
簡単に言うとサーバは、日常的に使っているパソコンよりももっと性能が上のものを指します。
例えば、Webサーバがあります。
Webサーバとは、ホームページを表示させるサーバです。
ホームページにたくさんの人がアクセスするとアクセスしずらくなることがあります。
こんな状態を「サーバが落ちる」なんて言ったりします。
聞いたことある人もいるのではないでしょうか!?
そのように、たくさんの人がアクセスしに来るホームページにはそれだけサーバにも高いスペックが求められるのです。
更に24時間いつでもアクセスできるようにしていないといけないので、常にサーバを稼働させている必要があります。
サーバの運用監視業務は基本的に、
・サーバの状態に問題ないかを24時間監視する
・定期的な時間にサーバを再起動したりする
という業務が挙げられます。
これの何が問題かというと、サーバの運用監視業務は監視しかしないことです。
仮にサーバに問題が生じたとします。
その時サーバの運用監視している人は、サーバに発生した問題を上の人(直せる部署のエンジニア)に正確に伝えることだけで基本的に直したりしません。
頻繁に起こる問題(エラー)であれば直したりする場合もありますが、その作業もすべて手順化されていて自分で考えながら作業することは皆無です。
現場にもよりますが、早ければ1か月半くらいで業務内容は覚えられると思います。
更にタチが悪いのは、24時間稼働させているサーバが多いのでシフト出勤になりやすいところです。
それも夜勤で夜9時~朝8時までなんてシフトも月に何回もあります。
体力的にもきついですよね!?
そうです、エンジニアといいながらかなりの体力が必要となります。
華やかなIT系のイメージとはかけ離れていますよね…
更に最近はサーバもクラウド化しており、人間が監視する必要も少なくなってきました。
もしかしたら10年後にはサーバの運用監視は無くなっているかもしれませんね…
コールセンターでのサポート業務
これって正直インフラエンジニアとしての職業ではないと個人的に思っています。
これは事務業務の延長にある業務だと思います。
しかしIT機器(Wi-FiやPC)を取り扱っていればインフラエンジニアと謳っている会社も少なくないです。
例えば家のWi-Fiが壊れたりしたら、まずは機械の裏に書いてある電話番号に電話しますよね!?
その電話に出てくれる人たちの業務がこれに当たります。
基本的な業務内容は、
・電話での対応と、修理業者への依頼
・報告業務
お客さんから電話がかかってきたら電話に出て状況を聞きます。
再起動などの手順をお客さんに実施してもらって、それでもだめなら修理業者に依頼して修理してもらったり機器を交換してもらいます。
基本的には自分で直しに行ったりはしないです。
あくまで電話での対応だけとなります。
また電話での内容をExcelなどにまとめてわかりやすく保管して上司に報告します。
このような業務が主なので、インフラエンジニアとしての知識は全く勉強できません…
嘘のように感じるかもしれませんが、ホントにインフラエンジニアとして募集している会社がこのような現場に配属することがあるのです。
このようなサポート業務もサーバの運用監視と同じで、10年後にはAIに取って代わられる業務の一つだと思います。
未経験でもインフラエンジニアとしてスキルを取得できる会社に入社が必要

先ほど紹介した2つの業務内容は、あくまでダメな例です。
もちろん未経験でもインフラエンジニアとして成長できる会社や現場はたくさんあります!
では成長できる会社に入社するために必要なものとは何でしょうか。
必要なのは、
・インフラエンジニアとして成長する向上心
・インフラエンジニアとしての少しの知識
が挙げられます。
インフラエンジニアとして成長する向上心
未経験でもインフラエンジニアになれるといいましたが、その分現場での業務は大変です。
何が大変かというと、最初の内は上司や現場の同僚が言っている専門用語が理解できないと思います。
そのたびに調べてわからないことをわからないままにしないことが大切です。
そして恥ずかしがらずにどんどんわからないことは聞きましょう。
そしてわからなくても積極的に業務に参加しましょう。
そのような積極的な姿勢が、”向上心”ということです。
そのような向上心はインフラエンジニアとしてだけではなく、どんな職業でも当り前なことですよね。
しかし未経験で入ってきた人は受動的な人も多いです。
一番大切なのは、「インフラエンジニアとして成長していく覚悟があるか」という気持ちです。
「インフラエンジニアって年収よさそうだし、未経験でも大丈夫ってネットで書いてあったからやってみよう」
という軽い気持ちだと後悔するかもしれません。
エンジニアって成長することが現場でも会社でも業界でも求められ続けます。
特に勉強もしないで、勤めていれば勝手に会社の給料が上がっていくことは少ないです。
仮に就職した会社の年収に不満があって転職しようと思っても、自分が成長していないともっと悪い待遇になることもざらにあります。
ある意味でめちゃくちゃ実力主義です。
インフラエンジニアに就職しようと考えている人は、仕事や自分の時間を使って常に学び続けられるかどうか真剣に考えてみることをおすすめします。
インフラエンジニアとしての少しの知識
インフラエンジニアは未経験でもできると言いましたが、面接までにはインフラエンジニアのことを喋れるくらいには勉強しておきましょう。
仮に何も知識がない状態で受かるような会社はやばいです。
インフラエンジニアとして成長できる会社に受かるかどうかの大きな決め手は、
「この人はうちの会社で成長できるかどうか」
という部分が大きいです。
何も勉強してこないで面接に来た人と、わからないなりに勉強してきた人とでは天と地の差があります。
面接官はエンジニアとしての知識がもちろんあるので、一発でバレます笑
やる気を見せるためにインフラエンジニアとしての知識は少しだけでも必要です。
ではどんな知識が必要か!?次のインフラエンジニアの業務内容で少しお話します!
※エンジニアとして何から勉強したらいいかについて、前に記事にしたのでよければこちらも参考にしてみてください!
インフラエンジニアの業務内容

インフラエンジニアの業務内容は大きく分けて2種類です。
最近はあまり分かれていなかったりもしますが、ざっくりとこのようになります。
・サーバエンジニア
・ネットワークエンジニア
もちろんどちらの知識も持っていることに越したことはありません。
では順番に説明していきます!
サーバエンジニア
サーバエンジニアの業務内容は主に、
・システムの設計
・サーバの構築
・サーバの運用保守
システムの設計
サーバエンジニアとしては一番難しい業務内容となります。
お客さんが作りたいシステムを、作り上げる業務です。
例えばテレワークのシステムを作ったり、社内のメールシステムを作ったりします。
システムの設計にはサーバのいろんな知識が必要なので結構難しいです。
なかなか未経験からやらせてもらえる現場は少ないですが、簡単なものだったら上司と一緒にやらせてもらえるような場合もあります。
サーバの構築
サーバの構築はその名の通り、サーバを作ります。
システムの設計は別の人や会社がしてくれていることが多いです。
サーバを作るだけでなく、設計書の作成やテストの実施もサーバの構築に含まれることがほとんどです。
実際に手を動かしながらなので、未経験の人ならこのような現場がおすすめです。
サーバの運用保守
サーバにエラーが発生したときなどに直したりする人です。
エラーは本当に様々なので、サーバに関するいろんな知識が付きます。
実際にシステムを使っているお客さんと仕事をすることも多いので、やりがいもある仕事です。
このような現場も未経験の人におすすめです。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアはネットワークを設計したり機械を設置したりします。
会社にも依るとは思いますが、ネットワークエンジニアはネットワークを設計するところから仕事が始まることが多いです。
イメージ的に説明すると、システムに関する見えない道路を作るような感じです。
最近はクラウドエンジニアがおすすめ!

2種類といいましたが、最近はどちらの知識も必要なクラウドエンジニアの募集が増えています。
クラウドエンジニアとは、サーバの知識やネットワークの知識にプラスして、クラウドの知識が必要となります。
クラウドは案件が多いわりに人材が少ないのでとてもおすすめです!
最初は難しいと感じるかもしれませんが、サーバもネットワークも学ぶことができるのでとてもおすすめです!
AWSやAzureなどのクラウドの知識が求められます。
AWSを使った簡単なサーバ構築を別の記事にしていますので、よかったら見てみてください!
まとめ
インフラエンジニアは難しいですが、その分やりがいもあり楽しい職業です!
やったらやっただけ自分に返ってくる職業でもあります。
これからもクラウドを通してインフラエンジニアという職業の需要は増加していくと予想されています。
ぜひ未経験でもインフラエンジニアとして成長できる会社に入社して、優秀なエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか!?
それでは!
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